空き家が増えています

空き家は地域の問題となっています

近年様々なメディアなどで数多く取り上げられている「空き家問題」は社会問題となっています。その原因は過疎化や高齢化、住宅の過剰供給等により住宅が放置され、空き家の件数が年々増えています。
また、管理を怠った空き家は、衛生面や犯罪のリスクなどで地域社会の大きな問題となっております。

急激に増える空き家

テキスト 平成25年度総住宅数は6,063万戸と5年前に比べ305万戸(5.3%)増加し空き家の数は820万戸と5年前に比べ63万戸(8.3%)も増加しました。総住宅数に占める割合の空き家率も13.5%と0.4ポイント上昇し過去最高となっております。

そのうえ、高齢者単身世帯と高齢夫婦世帯の合計約785万世帯を空き家予備軍と考えると、この数字はさらに急激に増え続けるものと思われます。

現に住宅の着工数と滅失数のいくつかの試算によると、2040年には空き家率が43%になるというシナリオも発表されており、実に3軒に1軒以上が空き家になります。

空き家管理の現況

また、価値総合研究所がおこなった「空き家」に関する調査によると、空き家の所有者のうち売却や賃貸などを検討している人は24%で、逆に71%の人は特に何もしないまま放置している状態、さらに空き家について特に管理すらしていない人が12.8%もいる状況です。

また、相続放棄した空き家に関しても(一定期間)管理する義務が発生します。

空き家になるまでの経緯とは?

前項で述べた通り多くの人が空き家を放置している状況です。
そして空き家になる主な経緯は以下となります。
①相続・贈与
②別物件購入
③転勤・施設入所
④その他
様々な経緯はあるものの、放置が長引けば近隣を巻き込んだ問題が起きたり、資産価値の低下を招きます。
いま一度空き家問題に向き合いましょう!!